事件屋稼業

wakame19772007-06-14

今回も当然ながらK.K.Kです。



さて、今回はまず北澤浩一さんのブログで『 黒崎 』検索してみました。
その結果を以下に抜粋。強調は引用者。

April 12, 2005
「緑色の坂の道」vol.3089

      まだ雨の坂。

■ トラブル・イズ・マイ・ビズニス。*1
事件屋稼業深町が言う台詞である。
 そりゃおまえ、津田スクールオブビジネスみてえなもんじゃないか。
 と、インテリやくざの黒崎から突っ込みが入った。
 ともいえるな。 

December 21, 2004
「緑色の坂の道」vol.2899

        冬の雀。

■ 灰色の空に鳥が飛んでいる。
 私はつかれて、使い物にならなかった。
「もう若くはないのよ」
 と、別れた妻に言われるのが深町丈太郎であるが、その頃深町はまだ30代半ばであった。
 今深町がもし勤め人なら、定年が近い頃合いである。
 古本屋で買った「部長・島コーサク」を眺めていると、団塊世代のネガとポジの関係にあるのが「事件屋稼業」であったと思われる。
 一方は大企業の取締役になってゆき、他方は横浜で恐らくは今も探偵を続ける。
 共通点は、別れた妻と娘がいることだ。


■ インテリヤクザ、黒崎を演じるには、やや枯れた原田芳雄さんがいいのかな、などと漠然と考えていた。河豚の立ち泳ぎの情報屋は、宍戸丈さんであろうか。
 ま、そうもゆかないだろうが、この季節、横浜というのは灰色である。
 街全体がモルタルでできているのではないかと思われる。
 私は本牧の辺りから脇道に入り、クリークの傍にある中華屋で不味いラーメンを食べるのが趣味だった。
 黄金町の辺りには近づかない。


賢明なKKK読者は既にお気づきかもしれないが、次の漫画の話であると想像できます。

事件屋稼業』 原作・関川夏央、画・谷口ジロー

原作者は黒崎さんの中の人ではないかと、よくわかんない人が呟いていた人物。


漫画は平田弘史根本敬しか読まない私は、内容に関しては存じ上げないが、
Wikipediaを眺めてみると、登場人物が極めて興味深かったのでピックアップ。

深町丈太郎
愛称シャーク深町。1948年11月25日、神奈川県川崎市生まれ、射手座。杉本歯科医院の3階を間借りして「シャーク・インベスティゲイション・オフィス」を開業する。金に汚い反面、時折損得抜きの仕事にのめり込む。妻・川島澄子とは生活観の違いから離婚しているが、まだ未練を残している。一人娘・カオリがいる。

* 深町丈太郎の生年月日は、1巻では12月となっているが6巻の「深町丈太郎年譜」では11月25日となっている。生年はどちらも1948年。


黒崎潤一
1940年、東京都生まれ。インテリヤクザで深町丈太郎の年長の友人。独身。のち黒崎興業を起こして経済ヤクザとなる。「損をしない限り他人に親切」「金のために生き愛のために死ぬ」「民主的とは悪党の逃げ口上だ」などの名言がある。


フグの立ち泳ぎ
本名不詳。護身用22口径ピストルから対戦車砲まで幅広くリースする港の銃専門のリース屋。深町丈太郎が大きな事件に首を突っ込みすぎて命を懸ける時、銃を借りに来る。ただし借りていくのはいつも安い粗悪な銃。