青瓶を仕切っている甘木君とは?
上記に引用した、
緑色の坂の道」vol.2867「かげろう 2」において、
>yominet とは、読売新聞社が運営していた有料会員制のインターネットサービスである。
>私は読売から業務委託を受け、文芸フォーラムの執筆と運営を行っていた。
>今、青瓶を仕切っている甘木君は、当時の助手である。
と助手について語っている。ここで言う甘木君という助手は、
メールマガジン版「青い瓶の話」で編集を担当していた、
森 輝秀さんのことだと思われる。
以下にそのことが確認できるバックナンバーを引用。強調は引用者。
※メールアドレスは一部改変しております。
「青い瓶の話 余白とその弟子。」2004年3月28日号 No.63
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●特集「切取線」 - 甘木君責任編集 -
( 中略 )
■「切取線余話」・森 輝秀
10年近く前の話だが、学生の頃に、読売新聞社の主催するyominetというパ
ソコン通信ネットで「切取線」という題で、意図も連続性もない文章をいくつか
並べていた事がある。
その頃に知り合ったのが北澤さんで、その「緑坂」はyominetで二千回以上続
いた連載だが、一青年の思春期以降の性格形成上で非常に強い意味を持つ二十歳
前後に、あの連載をリアルタイムで読んでいたことは、私にとってはわりと重要
なことであって、あの辺りから私のジンセイは本来の路線から緩やかにカーブを
描いて違う方向に行ったような気がするが、詳細は割愛する。あの頃、北澤さん
はチャットやオフ会などで「女のテキ」とか「按配の人」などと言われていた。
その後、私は色々とあって(本当に色々とあった)結局、同じ名前でサイトを
立ち上げたのが三年前で、三年もやっていると、なんとなく薄いネットワークと
いうか同好の人々が集まってきて、知らない間に十数人になった。
- -
今回、特集ということで、私達の文章を取り上げてくださるということにつき
まして、デスクの皆様に、この場をかりて御礼申し上げます。
切取線:http://kiritorisen.com
文責:telこと森 輝秀
( 中略 )
青瓶 2503
空を切り取る。
■ 本青瓶MMは、甘木君ことtel氏、実名森氏の編集になる。
この実名というところが結構大事なところで、青瓶というのは原則として実名
制、フリーメールを認めないというスタンスで運営している。実名の中には社会
的実名を含む。
ま、それはそうではないですか。
匿名でいくらエラそげなことを並べていても、ナニほどのこともない。
モノを言うからには一定の覚悟をしていただく、というのが前提条件である。
が、実際はそう厳密に区分けしているものではなく、女性や隠居願望の強い先
輩などには例外を認めている。
■ なんというか、ネットの世界を嘗めてんじゃないの、と思えるような出来事
が何度か続いた。昼間は充分に堅気、夜には別の女(男)なのよ、とでもいうよ
うな、別のひとになりたいという願望を丸出しにした精神を眺めていると、君、
下着を洗ってから写真を撮りたまえと言いたくなる。
表現ってそんなもんじゃないよ。
■ tel氏の「雑感」は、yominet時代、定番連載のひとつだった。
パソ通から、有料会員制のインターネットサービスに移行してからもそれは続
いた。
時折書いている詩は、残された少年の心を深夜確認する作業の果てでもあるが、
ある種批評を書かせると、性格の悪さがほどよくブレンドされ、再読モットモだ
と唸らせる独特の視点があった。薄い毒と屈折。
だが、10余年を経てその毒は充分にコントロールされるものになった。
裏にあるホンネを読み取るには修行が必要だろう。こんなもんじゃないんです
ね。
彼が「本当にいろいろとあった」と書いている時は、ほぼ泣いているのである
が、これからもあんだあよ、とひとこと申し上げたい。
今回編集された何人かの方の作品も、遠くから眺めていると一定の質と方向を
持っていることが分かるだろう。
つまり「切取線」は、青春が振り返る余白のようなものなのだ。
切り取られたそのときの空。
また書いてください。
04_03_25
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●本日のウダツ。
・青瓶編集部では、サブデスクを募集します。Web、CGIなど一定の経験者。
MTGがありますので、東京都内在住。
性別体重Bカップ不問。ギリ(専門用語で上納金)あり。修行はカコク。
実態を知りたい方は、下記の青瓶デスクまで。
榊原(ur7y-skkb@Xsahi-net.or.jp)
平良(taira.s13@Xbh.nifty.com)
・一部正確でないところがあります(榊原)。
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■「青い瓶の話」 2004年3月28日号 No.63
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□編集長:北澤 浩一:kitazawa@Xitazawa-office.com
□デスク:青瓶軍団:URL まて次号。
森 輝秀さんが、「青い瓶の話」や「切取線」を管理しており、
>同好の人々が集まってきて、知らない間に十数人になった。
と語っている点も興味深い。この十数人の中に鮫島さんもいるのだろうか?
また、北澤浩一さんが実名主義を強調している点も興味深い。
匿名主義の黒崎さんとは、この点で大きく違う。