ドウシタラヨカロ。

所謂「ことのは」周辺では新たな事態が進展してる感がありマクリングなわけだけど。
そこら辺は敢えて扱わず、ちょっと気になる情報を検証してみたい。


北澤浩一さんと黒崎さん両者のブログの言葉遣いの類似点に関しては、
K.K.Kのコトノハ 」にて検証しましたが。


スレにおける議論において、関連する以下のような記述をみかけました。
強調は引用者。

【御堂岡】ことのは総合6【仕送りの豚】
118 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] Date:2007/07/27(金) 14:43:57 id:eIgoM+Yf Be:
AMGはそう。
ケpuラーとケbuラーの書き方は決定的な証拠でもなんでもない。
ケプラーの法則とはかんけーない。
妙齢はごく普通に使われている。ドウシタラヨカロは吉行淳之介の随筆にある。
K氏が自分のコピーの仕事として使ったというのはデマ。
トカレフはK氏が小説の中で記載。
甘木君はw 読売編集手帳にものった。
酒の呼び方はマティニ、マティーニそのどちらもあり。

いちいち全部あげないが、みんなこんな調子。
ネットの単語検索の一致だけで証拠だとかほざいて実名晒してます。
昨夜はメッタ刺し予告もありました。

【北澤浩一】ことのは総合6【読売新聞】
72 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [] Date:2007/07/27(金) 23:01:32 ID:22CXV3M7 Be:
妙齢ドウシタラヨカロも吉行淳之介
「不作法のすすめ」なんかで使われてる
♪ミットモナイカラおよしなさい もっとでっかいこと何故できぬ
ってのは青島か誰かの作詞だろ


私のエントリーに対してのものかは不明ですが。
一部分を取り出して原典を明らかにし、オリジナルでは無いことを証明してみても。
その「言葉」の希少性と、両者がブログ上で使用している点。
またそれが複数存在していることへの効果的な反論とは成り得ませんよねぇ。


ま、そんななかで、チョッピリ気になったのが 「ドウシタラヨカロ」 に関して。
両者は 「ドウシタラヨカロー」 「ドウシタラヨカロ。」 と2種類の表現方法を用いてます。
吉行淳之介が 『不作法のすすめ』 において同類の表現を使用していれば、
「 両者共、吉行淳之介『不作法のすすめ』を読んで影響をうけた 」 可能性が明らかになります。


ということで、図書館で借りて読んでみました。

で、結論。
「妙齢」「ドウシタラヨカロ。」 共に確認することができませんでした。
後者は、本書P71に「さて、どうしたらよかろう、・・・」という表現はありましたが、
カタカナ+長音符or句点を加える両者の表現とは明らかに違いますね。


ただ吉行は本書で 「 按配 」 を、かなり多用しておりました。
このことから、 「 按配 」 の使用に関しては、
「 両者共、吉行淳之介『不作法のすすめ』を読んで影響をうけた 」可能性を指摘できるかもしれません。
ドウシタラヨカトピア